仔猫の甘噛についての備忘記録
そろそろアビシニアンの兄弟達が来た頃と同じぐらいになった。
アビシニアンの兄弟は生後約90日まで、親猫と兄弟達と一緒に遊び回って過ごしていた。
アビシニアンを迎えたのは、私が野良猫の観察している場所では純粋種(純血種)が捨てられてないからだ。
まだ4年程しか観察していないが、捨てられる猫は雑種(Mix)しかない。
もちろん、場所によると思われる。
約15年以上前から、野良猫達の様子をみている方に話をきくが、まれに純血種を見たことはあるそうで
しかし、その場に定着することはないようで、すぐに引き取られるか姿を消したようだ。
捨てられる猫も何かしら問題行動はあるのだろうが、そういう問題行動を起こす原因は、人間が全部悪いとは
言わないが、少しは関係していると考える。
何事も問題と認識するのは「人間社会」であり、人間が問題をつくり、そして解決していく。
今後も、環境、動物達とよりよい関係にするために、、
様々な問題も、人間の素晴らしい能力を使えば解決もできるかもしれない。
期待したい。
話を戻して、仔猫の甘噛の時期について、
生後約1週間と思われる仔猫の人工哺育で育った「らな」サビ柄というのかな雑種の雌
順調とは言えないが、獣医師さんに体調を常に相談し協力してもらいながら大きくなった。
生後約38日目に白血病・エイズの検査をうけ、陰性のだったので猫との社会化を育ませるため
生後約6週齢に猫部屋で過ごさせ、少しづつ慣れさせた。
アビシニアン兄弟達が遊びに誘ってくれ、らなも段々一緒に遊ぶようになった。
そして、アビシニアン兄弟を迎えた頃と同じぐらいに成長したらなの甘噛はほんの少しマシになっただけだった。
ハンドリング中に仔猫の遊び行動(噛みつき行為)が始まり、噛んでくる様になった頃、
血が出るぐらいに噛んでくると指先で猫が噛む場所をツネって痛みの刺激を与えてはいた。
刺激は、仔猫が嫌がる程度である。
もしかしたら私がツネる刺激が猫には弱かったのかもしれない。
個体によってもちろん変わるだろうが、
仔猫の甘噛については、おそらく生後6週齢より前、
母猫が授乳することにより噛む強さを覚えるかもしれない。
哺乳瓶でミルクを与えると乳首部分を噛みちぎる行為が見られる。
そういった時に母猫が怒り仔猫を「噛む」「叩く」「蹴る」などの行為により徐々に覚えていく。
もしくは、仔猫の遊び行動が始まる頃~生後6週齢より前の時期に同腹猫との遊び行為、母猫との遊び行為に影響があると思われる。
アビシニアンを迎えるにあたり、TICAでの評価も高く(スタンダード(猫の原種により近い))
そして、より良い環境で育てくださっているキャッテリーを紹介してもらい兄弟を迎えた。
少し内向的な猫部屋の猫達より、社会性が高く、一番の驚きはじゃれて噛まれても痛くない、甘噛の強さだった。
キャッテリーで育った猫じゃないにしろ、人間と猫の親兄弟、一緒に暮らす時期が長ければ、
人間と暮らす時に問題行動は少なくなると思われる。
現時点、2017.10.25では、生後56日を経過しない犬猫の販売・引渡し・展示が禁止
施行後3年間(平成28年8月31日まで)は45日、それ以降は49日
2017.12~1 の「第46回中央環境審議会動物愛護部会」で幼齢個体の適正報告がされる予定。
捨て猫等、身寄りのない猫達が減れば、私のように猫達と一緒に暮らしている人に「幼猫の預かり」を求めてこられるひとも減るだろう。
何度も言うが、資金が無限にあり、飼養できる人材も確保し、飼養場所もあれば、地域住民に迷惑をかけることなく保護し、飼養できるだろう。
しかし、私は経営に携わっている経験から、自分の限界の範囲を知っている。
そして、その範囲が幸いな事に、こういったブログで発信できるようになるまで成長し、資本も強化されてきた。
だが、今でも仔猫が産まれる時期になると多数の声がかかる。
そういった声に出来るだけ対応していける様になるよう努力はするが、預かりの声が減ることを期待する。
かなり、話がそれていったが、この時期の自分の思いも備忘記録として残しておこう。
それと、私の少ない(2頭の人工哺育)経験も、今後の為に備忘記録として残しておく。