見守り、記録する
猫たちの日々の様子や成長、健康管理を、YouTubeと記録庫で記録し、伝えています。カメラの映像は、目を離している時間の様子を確かめる記録でもあります。
ABOUT MIAOU野良猫の観察から始まった、猫シェルターです。保護した猫を大切に育て、人や猫との社会性を育みながら、家族のもとへ送り出しています。
01 — はじまり
2013年から、40匹以上の野良猫が暮らす埋立地で、猫たちの生態と、人と猫との共生を観察し、記録してきました。2014年、その観察のなかで、大雨の日に水の流れ込む場所から出られずに鳴いていた三毛猫の子猫と出会いました。それが、いまもMiaouで暮らしている「ミケ」です。
観察の記録をブログと動画で伝えながら、猫部屋をつくり、カメラで見守るようになりました。いまは21匹の猫たちが、子猫部屋・猫部屋・別部屋・奥の部屋で暮らしています。
02 — これまで
40匹以上の野良猫が暮らす埋立地で、生態と、人と猫との共生の観察記録を始める
野良猫の観察のなかで、三毛猫の子猫「ミケ」と出会う
猫部屋のライブ配信を始める
第二種動物取扱業(譲渡し)を姫路市に届出
蓄積した映像の一部を使い、AIによる見守りの実装と検証を進める
21匹の猫たちが、子猫部屋・猫部屋・別部屋・奥の部屋で暮らしています
03 — 大切にしていること
猫たちの日々の様子や成長、健康管理を、YouTubeと記録庫で記録し、伝えています。カメラの映像は、目を離している時間の様子を確かめる記録でもあります。
里親様のもとへ行くまで、人や猫との社会性を育み、一緒に楽しく暮らせるように育てています。
家族の一員として、最後まで一緒に過ごしていただける方のもとへ、猫たちを送り出しています。
「YouTube Channel Miaou」の利益は、すべて、猫と社会との共生のための活動費に使っています。
04 — 見守りの研究
2013年からの野良猫の生活記録と、365日の固定カメラの映像。
猫たちの膨大な記録を、AIで解析できるようにするための研究開発です。
以前、ノアが数時間のうちに何度も吐いたことがありました。そのとき、配信を見守ってくださっていた皆さまからの連絡で、すぐに気づくことができました。
すぐに動物病院へ連れて行くと、検査で白血球の急激な低下が分かり、猫パルボウイルス感染が疑われました。早く気づけたので、すぐに治療を始めることができ、ノアは元気になりました。もし気づくのが遅れていたら、どうなっていたか分かりません。
一人で複数の猫を、24時間ずっと見守り続けることはできません。そこで、カメラの映像や音声から猫たちの行動を記録し、嘔吐などの異変を知らせる仕組みをつくりはじめました。
この研究開発は、猫たちの見守り、行動記録、体調変化の早期発見を補助することが目的です。
目指しているのは、2013年から撮りためてきた野良猫たちの生活記録の映像と、Miaouの猫部屋を365日映し続けている固定カメラの映像など、猫たちの膨大な記録を生かすことです。いまは、蓄積した映像の一部を使い、分析方法の実装と検証を進めています。動物の行動研究や工学の分野で使われているAIを、猫部屋の映像に合わせて調整し、組み合わせ方を試しています。組み立てから検証まで、Miaouの運営者が自分で行っています。
よくある見守りカメラなどの画像認識は、映像の中から猫を見つけて、AIが「猫がいる」と判断するものが多くあります。けれど、それだけでは分からないことが、たくさんあります。病気のサインになる小さな変化に気づくために、次の7つの見方を組み合わせる仕組みを、研究・開発しています。
※実現を目指している項目です。すべてが動いているわけではありません。それぞれの「いま」の段階を書いています。
猫のいる場所だけでなく、体の輪郭をそのままなぞって見ます。いま:試験済み(誤検出が残っています)
頭・背中・足の位置から、姿勢と体の動きを追います。いま:試験済み(誤検出が残っています)
どの猫かを見分けて、一匹ずつ記録します。いま:映像の中の猫に追跡番号をつける試験まで。名前を自動で見分けるのは、これから
写真1枚ではなく、前後の動きの流れから、嘔吐などの動作を判断します。いま:動きの候補を見つける試験済み(誤検出が残っています)
鳴き声や吐く音など、音も映像と合わせて確かめます。いま:開発中(映像との組み合わせは、これから)
その子の普段の過ごし方と比べて、変化に気づきます。いま:開発中
一つのAIの判断をそのまま使わず、別の仕組みで確かめてから記録します。元の映像を見て、人が訂正します。いま:人が訂正する仕組みは、一部試験済み
食事や水飲み、トイレ、休息と活動、嘔吐などの体調変化、転倒、猫同士の関わり、鳴き声の回数や変化。
このシステムだけで病気を診断しません。元の映像には手を加えず、映っていない出来事をAIの推測だけで決めつけることもしません。最後は人が元の映像を確かめます。
個別の機能の実装と、実際の猫の映像を使った検証を進めています。すべての機能が本番で安定して動いている段階ではありません。
これらは、公開されている技術や研究資料を参考にした取り組みで、各研究機関との共同研究や、監修・推薦を受けているものではありません。技術や研究を公開してくださっている研究者の皆様と、利用方法について助言をくださった開発者の方に、この場を借りて、心よりお礼申し上げます。
05 — 運営者情報